親子で考える歯の健康

歯の健康について親子でじっくり話し合ってみてください

歯の健康について親子でじっくり話し合ってみてください

横浜市「戸塚駅」徒歩2分の歯医者「みやざき歯科医院」では、保護者の方と一緒に子どもの歯の健康を守るためにできることを重視しています。将来、お子さんに虫歯や歯周病でつらい思いをさせないためには、幼少期からのお口の健康に対する正しい知識と、習慣づけが肝心です。こちらでは、当院へ寄せられる親御さんからのよくあるご質問にお答えします。親子でお口の健康について考えるきっかけや参考になれば幸いです。

お母さんと子どもの歯科治療Q&A

歯磨きはいつから始めればいいですか?

歯が生え始めた生後半年くらいから始めるといいでしょう。ぬるま湯を浸したガーゼなどで、歯をやさしく拭いてあげます。ミルク・母乳をあげた後は必ず拭いてあげましょう。

歯みがきの習慣づけは、歯ブラシを自分の手で持つなど、お子さんが大人の行動をまねするような時期から始めましょう。実際には自分でしっかり磨けるまで、親御さんの仕上げみがきが欠かせません。

母乳で虫歯になりますか?
いいえ、直接的には虫歯の原因になりません。母乳そのものには、虫歯の原因であるミュータンス菌が酸を作り出す栄養源とする「ショ糖」が含まれていないからです。ただし、離乳食などで大人と同じような食品を口にするようになると、ミュータンス菌が磨き残しから酸を生み出し虫歯のリスクが高まります。また、この磨き残しに母乳がくっつくことで、他の細菌が酸を生産してしまうことから虫歯になりやすくなります。
母乳とミルクとでは、虫歯になりやすさは違いますか?
成分から虫歯になりやすさに差が見られるわけではありません。問題は与え方にあるようです。1歳半ばくらいまでと長期間、母乳を続けているお子さんには、虫歯の発生がよく見られます。就寝前の母乳は、唾液の分泌が減る夜間に虫歯リスクが高まるため、授乳後には歯をガーゼなどでぬぐってあげましょう。寝かしつけとして寝る前に母乳をあげて、その後、お口のケアができないことが多い場合に虫歯リスクが高まります。
おしゃぶりのメリット・デメリットは?
おしゃぶりは子どもに精神的安定をもたらすため、泣き止んだり、母親のストレスが減ったりといったメリットがあります。デメリットとしては、習慣になりやすく、長期間おしゃぶりを使っていると、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼすことがあげられます。遅くとも、2歳ころにはやめられるよう工夫してあげましょう。
イオン飲料水は歯に悪いというのは本当ですか?
身体の水分補給によいといったイメージがあるかと思いますが、糖分の濃度が高く、甘みを強く感じるため、習慣化しやすいので注意が必要です。特に、夜寝る前や夜中に起きたときなどに与えると、虫歯リスクが高まります。下痢や嘔吐といった軽度の脱水症状がある場合は、与えるのも仕方ありませんが、症状が回復したら飲用をやめられるにしましょう。
虫歯菌は「感染」すると聞いたのですが……いつどうやって感染するのですか?
幼少期(1~2歳くらいの間)に、身近でよく接触する人、親や家族、保育者などの唾液を介して感染します。お母さんがお世話をすることが多いことから母子感染などとも呼ばれますが、実際にはどなたからもうつる家庭内感染と言えます。スプーンや食器、タオルの共有、大人の口での食べ物の咬み砕き、口移しやキスなど、感染に通じる行為は控えましょう。すべてをシャットアウトすることはなかなか困難ですので、周囲の方が予防ケアに努めて、お口の中から虫歯菌を減らせるように工夫しましょう。
子どもが虫歯治療を嫌がって困っています。
年齢や発達段階、性格や状況によって、対応に配慮する必要があります。緊急時以外は嫌がる子どもを押さえつけたりしての治療はしない方がいいでしょう。歯に悪いところがない時期から検診などで歯科医院へ行ったり、スタッフとコミュニケーションをとったりと、段階を追って歯科医院そのものに慣れることが大切です。当院では、子どもに無理強いをしてまで治療はいたしません。しっかりお話しをして、本人が治療を受ける気持ちになるようさまざまな角度からアプローチしていきます。

子どもの歯を虫歯から守るために大切なことをご紹介しています小児歯科・予防歯科